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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
アイシングを、過剰にやり過ぎると、

かえって損傷部位の回復を遅らせることがあります。

冷却するということは、短期的には、

過剰な炎症を抑えたり、鎮痛の効果が期待できます。

注意したいのは、過剰な炎症反応を穏やかにするということで、

炎症反応を止めてはならないということです。


2か月前に足をねん挫したという方。

捻挫したら、アイシングと圧迫がいいという情報をネットで調べて、

腫れている(=炎症反応)のが気になって、

毎日、真面目に行っていたようです。

しかし、一カ月たっても、良くならないので、

整形外科を受診。

骨折や重篤な靭帯損傷はないという診断だったようでしたが、

様子をみても回復しないので、紹介されて、“たんぽぽ”に来院されました。


冷却は、過剰に行うと、神経、筋肉、靭帯などに

ダメージを与える可能性も指摘されています。

特に、靭帯は、もともと血液供給が少ない組織です。

そうしたところに、過剰なアイシングを行うと、

回復に不可欠な血液供給が阻害されてしまいます。


今回は、真面目さが災いして、

連日アイシングを繰り返した結果、

回復を遅らせ、状態を長引かせてしまったようです。


本日は、捻挫への施術ではなく、血液供給の回復をテーマに施術をしました。



みなさんも、過剰なアイシングには、ご注意ください。