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「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです
あるある大辞典の打ち切りが決定しました。
納豆のダイエット効果にねつ造があったとの事ですから、社会的責任を考えると、当然なのかもしれません。

それにしても消費者の変わり身は早いものです。
「番組で取り上げた納豆のダイエット効果は、ウソでした」とわかると、それまで品切れ、品薄状態だった納豆が、山積みのまま残っていましたから。
納豆業者さんも、とんだトバッチリを受けたものです。

ただ、今回のねつ造事件。
納豆のダイエット効果に??が付いただけで、納豆そのものに健康効果があることは、まぎれもない事実。

ということで、今回は、こんなときだからこそあえて納豆を取り上げてみたいと思います。

まずは、納豆に含まれる栄養成分を整理しましょう。

タンパク質
脂質
食物繊維(水溶性)
食物繊維(不溶性)
ビタミンA 
ビタミンB1
ビタミンB2
ビタミンE
ビタミンK
カルシウム
マグネシウム

亜鉛
カリウム
リノール酸
イソフラボン
レシチン
セレン
サポニン
ナットウキナーゼ、酵素類
ジピコリン酸
ムチン質


これだけをみても、多種多様にカラダに大切な栄養成分が豊富に含まれていることが分かります。
納豆は高タンパク食品でありながら、コレステロールがゼロ。
これが同じ高タンパク食品である肉や魚との大きな違いでもあり、生活習慣病などの予防改善にはうってつけの食品だったわけです。

そんな納豆の持つ豊富な栄養成分にも弱点があります。
それは、ビタミンAとビタミンC。
納豆にはビタミンAとビタミンCは含まれていないため、薬味としてビタミンA・Cを含む刻みネギを入れることで、補うことが出来ます。
しかし、これも特別目新しい食べ方と言うことでもありませんよね。
納豆に関する研究がすすむ前から行われてきたこの食べ方は、まさしく、先人の知恵と言えますね。
 

もともと、納豆そのものは、古くからある日本の伝統食です。
『畑のお肉』と言われている大豆のもつ健康効果は、平安時代の医術書として有名な『医心方』にも記載されているようですし、奈良時代、脚気にかかって寝起きも不自由になった僧が、「薬」にしたいから、大豆を一升ばかり支給して下さいと、役所に請願した文面も残っているようです。これだけを見ても、大豆そのものが健康食として、古くから重宝されてきたことが分かります。
その大豆を納豆にすることで、良質なタンパク質や繊維質をまるごと消化吸収しやすい状態で、摂取することが出来て、さらに、納豆菌や菌が作り出す多様な酵素も摂取することが出来ます。
また、成分によっては発酵の過程で増加するものもあるようです。

これだけの健康食品が、近年になって再び脚光を浴びるようになった、そもそものきっかけは、生活習慣病の予防・改善効果がある、ということからのようですね。
生活習慣病の改善・予防には、適切な食事と運動が不可欠。
こうした流れの中で、納豆に注目が集まるのは不思議ではありません。

それでは、納豆のもつ栄養性分の持つ効果をまとめてみましょう。

ナットウキナーゼ→血栓を溶かすため、脳梗塞、脳卒中、心筋梗塞などの予防・治癒などに有効

サポニン→血管柔軟にして、動脈硬化、高血圧などに有効

水溶性ペプチド→血糖値を下げるため、糖尿病を改善

リノール酸→悪玉コレステロール値を下げ、動脈硬化や心臓病を予防する

イソフラボン→ホルモンの役目を果たし、骨粗鬆症を防止

ビタミンK2→骨を丈夫にし、骨粗鬆症を防止

セレン→抗がん作用

レシチン→生活習慣病や記憶力の低下などの予防効果を示す可能性



また、納豆に含まれている主な酵素と、その働きをあげてみましょう。


プロアテーゼ→タンパク質をアミノ酸に分解する

アミラーゼ→デンプンなどの糖質を分解してブドウ糖に変える

リバーゼ→脂質をグリセリンと脂肪酸に分解する

セルラーゼ→センイ質を糖に変える働きをする

ウレアーゼ→尿素をアンモニアに変える



あらためて納豆について調べてみると、スゴイ食品だということが分かります。

ダイエット効果などの情報にねつ造があったにせよ、納豆の持つ健康効果そのものは、十分実証されています。

たとえ、即効的なダイエット効果などがなくても、摂り続けていたい食品であることは間違いありません。

健康やダイエットは、一日にしてならず。

ブームに踊らされすぎず、地道に健康と向き合っていかないといけませんね。