たんぽぽ院長のつぶやき

「カイロプラクティックたんぽぽ」院長のブログです

腕はどこから?

腕を前方に伸ばすと、肩から腕にかけてビリッと走る痛みがあるという女性。
カラダの状態をうかがった後、状態をチェックしながら、痛みを感じている肩や腕ではなく、座ったまま骨盤をキュッキュッと、誘導すると痛みが消失。

とても不思議な顔をされていたので、

「腕ってどこからが腕だと思いますか?」と、私から女性に質問。

「ここからですか?」と肩の付け根あたりを指さされています。

「腕は、区分上はそこなんですが、機能上はここからなんです」と骨盤を触れると、

「そんなところからですか?」

「そうなんです。ここからなんです」と解剖図を見ていただきながら、説明させていただきました。

ということで、その後、骨盤調整をして、症状も完全に落ち着き、無事に終了となりました。



この女性のように、腕の骨(上腕骨:じょうわんこつ)と肩甲骨とが関節をつくっていますから、肩の関節から先が「腕」という先入観がある場合が多いのです。
解剖的区分では、これでいいのですが、機能上では、このイメージで運動させていると、あまり好ましくないんです。

実際、腕は、骨格的には胸の真ん中にある胸骨(きょうこつ)と鎖骨とがつくる胸鎖関節(きょうさかんせつ)から始まっています。

どういうことかと言いますと、肩甲骨は上腕骨と関節をつくっています。
そして、肩甲骨は鎖骨と関節をつくっています(肩鎖関節:けんさかんせつ)。
その鎖骨は、胸骨と胸鎖関節をつくりますから、腕の付け根は、胸の真ん中にあるというのが、骨格的な診方となります。


筋肉的にはというと、多くは肩の関節をまたいで上腕骨などにくっついていますが、カラダの下のほうに目を向けると、骨盤や背中の真ん中あたりから広背筋(こうはいきん)という筋肉が腕の骨にくっついております。
この広背筋、腕を後ろに引いたり、内側にねじったりする働きがあるのですが、この筋肉が繋がっているので、腕は骨盤から・・・ということになるのです。

腕の付け根が、胸の真ん中、あるいは、ある方向への動きの支点の意識を骨盤にもっていくと、腕ってかなり大きく動かせるようになります。それも無理なく。

このように、カラダの構造や機能に沿って、カラダのイメージ、動きの意識を変えてみることも大切なんですよ。









四十肩

病院で四十肩の診断を受けたという女性。
昨年10月から痛みを感じ、最近になって痛みが広がってきたので、病院へ行ったとのこと。
腕を背中に回すことが痛みの為困難で、横から腕を挙上することも可動域が小さくなっていました。
さいわい、炎症などは落ち着いていた為、痛みの解消と、可動域の改善に向けて、施術開始。

今回の主なターゲットは、棘上筋と肩甲下筋、上腕三頭筋。
これらをリリースし、関節可動域の改善に向けて、胸鎖関節や肩鎖関節などを順次解放しました。

施術後、横からの挙上は痛みなく可能になり、深い可動域では痛みが出るものの、施術前よりは背中に腕も回せるようになりました。

湿布や痛み止めで様子を見ることもアプローチの一つですが、うまく施術すると、意外と簡単に状態は変化します。

時期が来れば、だまっていてもよくなるということも言われたりしますが、その時期は、大抵が半年から一年後。
その間、夜寝ている時の痛みや着替え、日常動作での痛みに耐えながらというのは、ちょっと大変ですよね。

安静にじーっとその時期を待った結果、筋力も落ち、可動域も狭くなった一年後と、たしかに費用はかかりますが、早期によくなれる可能性といったいどちらが、いいのでしょうね。


肩の痛み

じぃーっと座っていたり、寝ていたりすると肩が痛むという男性。
病院では五十肩と診断されたようですが、炎症反応などもなく、運動痛もないという状態。
肩を回すなど肩を動かすと、落ち着くようですが、仕事中、とくに会議中などでは、痛みが襲ってきて大変なようです。

状態を見ると、上腕骨を肩甲骨に支持する、棘上筋、棘下筋、に強い抑制がみられ、それを小胸筋と烏口腕筋、上腕二頭筋で代償し、これらの付着部である烏口突起周辺に痛みが出るようです。
その影響からか、肩鎖関節に機能障害が見られましたので、あわせて調整。
その後、肩の外旋運動に関してエクササイズを行っていただいたところ、症状のある左側では、痛みこそないものの運動のコントロールがうまく出来ず、思うように動かせないことに、多少イライラされていたようです。
この動きがうまくできるように(筋の感覚を思い出すように)外旋方向のエクササイズを自宅でも続けていただくようお願いして、本日は終了。

筋肉や関節にはそれぞれ役割があります。
その役割をきちんと果たさないと、他の筋肉や関節に迷惑をかけ、さらにその警告として「痛み」が起こるのです。


至福

本日の症例から。

昨年秋に来院されていた女性が、急に腰の上部に痛みが出たということで来院。
以前施術していたところは、落ち着いているようで、今回は灯油缶を持ち上げようとして、症状が出てきたようです。
腰の痛みは、筋由来のもので大元の制限は、胸椎10〜12にあり、そこを中心に調整。施術前には困難だった前屈が可能になり、無事終了。
いい結果がすぐに出せると、やっぱりうれしい!!

そして、この女性と一緒にいらした職場の同僚の女性も施術。
6日に急に肩が挙がらなくなったということでした。
元々肩こりがあるということで、本日も左肩甲挙筋や棘上筋を中心に緊張感が高い状態でした。
肩の屈曲(前方挙上)や外転(側方挙上)、伸展(後方挙上)に可動域の制限があり、外旋、内旋は症状は無い状態。
直接的には、肩鎖関節、肩甲胸郭連結の可動性の改善と、肩甲挙筋の解放で、全方向の制限は解消され、一安心。肩の運動も違和感なく行うことが出来るようになり、、いい笑顔でした。
仕上げとして、頚部の支持バランスが右前方優位になっていたので、そのバランスの改善をして終了。

腰痛で来院された紹介者の方も、紹介で来院された肩痛の方も、そして私自身もみんながうれしい結果となりました。

こういう感じで、バッチリ結果が出せたときって、最高の気分ですね。
これにおごることなく、さらに腕を磨こう。



肩の痛み

職場近くの病院で診察を受けるものの、症状は変わらず、マッサージに行ったものの変わらずということで来院。
左鎖骨の上部周辺から首の痛み、かばうかたちで左腰の痛みがあり、発症当初から鎖骨上部周辺にズキズキとした痛みと左腕の脱力感があったということです。
痛みの直接の原因は、左胸鎖関節の上方変位。
このような制限が起こった理由は、2週間前左腕を後方に引っ張られた瞬間があり、その際に胸鎖関節にダメージがいったようです。
元々肩こりもあったようですが、そちらは眼の疲労と首の筋群の支持バランスの乱れからきている様でした。
胸鎖関節の調整とアイシング、頸部の筋バランスの調整をし、症状は消失。
座り方のアドバイスなどをして終了となりました。

関節の機能障害による症状は、病院ではなかなか評価の対象にならないことが多いのです。
カイロや整体特有の目線でみると、病院では評価の対象にならないということで、見逃されてきた原因を探し出せたり、それが長いことくすぶっていたために、長引かせてきた症状が意外とあっさり軽減できたりするケースって、実は多いんですよ。